「新型コロナワクチン 接種直後に急死した日本人85人詳細データが公表」について思う事
なんというか…
もちろん、ワクチンが要因での死者が出ているかの追跡と検証は大事だと思う。
けど、記事中でけっこう詳細に分析されているのに、ワクチンの総接種回数を書かかないのは、ミスリード感が。
もっと言えば、ワクチンやコロナ以外も含めた、年間の死者数や年代別の死者数の情報もあれば、1日換算でワクチンが原因かの指標にもなる。
少なくとも、ワクチンの総接種回数は必須に近い情報ではと思うし、繰り返しになるけど、これだけ分析していて、その辺りに触れないのはわざと?という気がするし、答えありきではという気がしてならない。
以下、「ワクチン接種後の100万人当たり死者数」、「100万人あたりの新型コロナ死者数」、「100万人当たりの1日の死者数(2019)」を比較していきます。(まとめパートに算出値のまとめあり)
目次
ワクチン接種後の死者数を100万人当たりに換算
日本のワクチンの累計接種回数は6/3時点だと1477.6万回程度。
今回公表されたワクチン接種後の死者数は、100万人当たりに換算するとおよそ5.87人。
100万人あたりの新型コロナ死者数は?
100万人あたりの新型コロナ死者数はおよそ105人。
もちろん、マスクや外出自粛を徹底するなど、ワクチン以外で新型コロナを回避する事もできるので、ワクチンをうつかは、個人の判断だと思う。
けど、必須ともいえるような比較情報は並列表記するべきでは?と思う。
2019年の100万人当たりの死者数は?
2019の日本の死亡数はおおよそ138万人、死亡率は1.12%(グラフでは千人当たりなので11.2)。
100万人当たりだと、年間死亡数は1.12万人。
100万人当たりの1日の死亡数はおおよそ30.7人。
わかりやすさのため、仮に1日に100万人がワクチンを接種したとすると、ワクチンの接種に関わらず30.7人の死者が出る事に。
この数字を、ワクチン接種後の死者数が100万人当たりに5.87人と比較すると、ワクチン要因かを即座に確定する事ができない例が多く出るのは妥当だと思う。
まとめ
- ワクチン接種後の100万人当たり死者数: 5.87人
- 100万人あたりの新型コロナ死者数: 105人
- 100万人当たりの1日の死者数(2019): 30.7人
「ワクチン接種後の100万人当たり死者数」と「100万人あたりの新型コロナ死者数」、「2019年の100万人当たりの死者数」を比較してみたけど、この話で「ワクチンが危険」かのような記事の内容は筋違いではという気がする。
比較した内容を見る限り、仮に攻めるなら、むしろ「ワクチン接種後の死者数が小さすぎる」という事では?という気がする。
どちらにしても、必須とも思えるような情報を併記しないのはどうなのと思う。