hmnの妄言

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"英政府「オミクロン 2~3日で倍に」"からピーク推計

以下の記事を元に、感染ピークを推計してみたいと思います。

https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4423078.html

 イギリスのジャヴィッド保健相は8日、オミクロン株について感染者数が倍になる日数が2.5日から3日と、およそ7日だったデルタ株よりもかなり短いと指摘しました。

目次

デルタ株でピーク検証

以下、イギリスについての推計です。

以下のグラフから、前回の波の拡大期(5/21-7/21)は60日程度、ピーク時の感染数は4.7万人(7日間平均)程度と読み取れます。

7日で倍の状況が60日間続いた場合、260/7≒380倍になり、拡大が感知される前に4.7万人/380=124人程度の感染者がいたとすれば、以下のようにピーク時の感染数が導かれます。

124*260/7≒4.7万人

推計式にまとめると

拡大開始時の感染数*2^(感染拡大期間/感染数が倍になる期間)

※ あくまで、60日間、同程度の感染拡大とした推計で、大雑把なものです。

オミクロン株に適用・推計

オミクロン株の状況に適用すると、以下のようにピーク時の感染数が推計されます。

124*260/3 ~ 124*260/2.5 => 130023424 ~ 2080374784

※ ここで拡大開始時の感染数はデルタ株同様に124人、感染数が倍になる期間は、参照した記事に従って、2.5倍と3倍のケースで推計しています。

※注 1日の新規感染数の推計です。

オミクロン株の影響予測

イギリスについて

イギリスの人口は6722万人なので、実際には、どこかで集団免疫が形成されると思われます。

重症化率が低いかもしれないという話もありますが、既存ワクチンの効き具合、集団免疫形成の可能性を加味しても、60日でこの数だと、病院に入れない人が大多数となると思われます。

下手をすると、ほぼ病院には入れない、自宅療養の場合も、酸素や機材などもほぼ使えないといった可能性もあります。

記事中にもある通り、どれだけ時間を稼げるかが勝負となると思います。

※ ここでの推計は、あくまでイギリスの環境の場合で、人口密度などで変わります。

今後の変異について

加えて、これまで以上に爆発的に感染数が増えた場合、変異の発生ペースも、さらに加速すると思われます。

今回のオミクロンのように感染力が高いもの、これまでのワクチンや感染による免疫が効かないもの、強毒化したものなどが、短いペースで頻発し、時期が重なって流行する事も考えられます。

また、さらに次、その次の変異と状況は悪化していく可能性があると思います。

※ 個人的には、そちらの可能性の方が高い気がします。そうなった場合、今後は確率的に計算できるようなシンプルな(もしくは最悪な)状況になると思われます。

そのような負のループに入った場合、十分に人口密度が下がるまで、それが続くと思われます。

下手をすると、すでに既定路線に入っている可能性もあるかもという気がします。

大規模な社会変革が必要になるかも

既に、社会が大きく変わっている感はありますが、もっと本腰を入れた変革が必要になるかもという気がします。

現状ではまだ何とも言えないとしても、日本に限らず、都会集中を本気で辞める事を今から検討しておいた方がいいのではないかと思います。

加えて、人口密度の検討が遅れた分だけ、より厳しく人口密度を下げる事が迫られる可能性があり、シンプルに移住だけで済むうちに検討した方がいいと思います。

経済重視派も産業革命くらいの事を考えて、コロナ対策を経済加速に使ってしまっては?という気がします。

まとめ

あくまで大雑把な推計で、ワクチンの効果などもあるので、今のところなんともという感じはありますが、少なくともデルタ株よりもまずい状況になる可能性が高いのではないかという気がします。