hmnの妄言

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オミクロン株の入院数と感染拡大状況を予測

以下の記事について、考察したいと思います。

三浦瑠麗氏がオミクロン株市中感染者確認に「いつ意味のない外国人入国禁止措置をやめるのか」 https://news.yahoo.co.jp/articles/e0f20df487b43c78187c2da7fd252685211f55b5

目次

入院まで至るのはデルタ株の何倍か

英国ではデルタ株と比較し、入院まで至る可能性は40~45%低いという研究結果が出ている

以下の記事の感染力4.2倍の話と合わせると、ある1人を経由しての感染→入院は2.31倍(=0.55*4.2)に

ここで入院の可能性は「45%低い」方を採用して、デルタ株の55%程度として計算しています。

※ 参照記事中の「40~45%低い」という表現はわかりにくく、「小さい」という印象をつけているようで、記述としてどうかと思います。

2人を経由する場合は感染数はデルタ株の17.64倍(=4.22)

入院はデルタ株の9.7倍(=0.55*4.22=2.31*4.2)となり、以降は経由する人数が増えただけ4.2倍になっていくものと思われます。

以下のデルタ株のピーク推計から、ワクチン効果、集団免疫で自然に抑えられるところまで感染が拡大するのではないかと思います。

ブースター接種が進んだ場合は?

以下の記事によると、ブースター接種後の予防効果は75%程度。

楽観的に、ブースター接種が大幅に進んだと仮定すると75%程度の予防効果で25%は感染。

大雑把に4.2倍の感染力をかけあわせるて目算すると、105%とデルタ株と同程度の感染状況となるかもしれません。

ここで、デルタ株に対するワクチン効果は、すこしワクチンの普及が遅かったという事で、いく分小さいとして無視しています。

それを加味すると、実際は、デルタ株以上の感染状況となると考えられます。

オミクロン感染拡大状況の予測

参照記事だと「水際対策」に批判的なようなので、以下、ブースター接種が進まない状況での感染拡大を想定します。

ブースター接種が進まない場合、集団免疫が形成されるまで拡大が止まらない可能性があり、2人に1人とか3人に1人といったレベルで感染が広がる可能性があります。

仮に1/3が感染とすると、およそ4000万人が感染。

デルタ株の感染数は、以下の図からおおよそ70万人と設定。

感染数はデルタ株の57倍程度で、入院の可能性はデルタ株の31倍(=0.55*57)程度となります。

すでに第4波あたりから医療逼迫状況が続いている状況で31倍の入院に耐えられるとは思えません。

ここまでの波の状況からすると入院可能な人は重症度の高い1/31、30/31はホテル療養か自宅療養に。

※ ここで、31という数字は感染者でなく入院の可能性がある人についてのものです。

入院が必要であるにもかかわらず、ほぼほぼ自宅療養となるような状況になる可能性があります。

病床だけでなく、デルタ株が拡大した時のインドのように酸素の不足も予想され、ほぼ望めないというような状況も。

また、以下によれば、病院スタッフの欠勤も深刻になる可能性があり、対応可能な病床の数が今までより大きく減る可能性もあります。

入院患者も増えているが、同時に病院スタッフの欠勤もとてつもなく急増している

英国では、このままのペースだと、大晦日辺りには医療従事者の3人に1人が欠勤という話もあります。

水際対策が生命線では?

以上の予測から、各国政府が発しているように、どれだけ時間を稼げるかが勝負だと思います。

感染タイミングをずらすためにも、ワクチンの追加接種や飲み薬までの時間を稼ぐためにも。

少なくとも島国の日本は入口が限られているので、水際対策をする上で有利。

現時点で水際対策でどれだけ遅延させるかが最重要だと思います。

オミクロンの次、次の次

これまでの傾向からすると、さらに感染力の高い変異が懸念されます。

感染数が爆発的に増えれば、それに比して変異回数も増え、脅威となる変異の発生頻度も高まると思われます。

脅威となる変異の発生ペースはさらに早まると思われます。

感染力が高い変異が次々と現れ、そのたびに変異ペースが加速。

現状でもワクチン開発・製造のペースを上回っているのでは?という感じがある中、さらに変異ペースが加速するとなると…

ベースとなる株(今の場合オミクロン株)からランダムに変異するとすると、毒性については変異のたびに波があると思います。

ただ、無数の変異から適者適存で残ると考えると、より感染力が高いものが残っていくのではないかと思います。

また、中でもウイルス量の増加によって感染力が高まる変異の場合、重症化の可能性も高めるかもしれません。

感染が蔓延し、常時変異を繰り返し、感染力は高まる傾向、ランダムで強毒化変異が現れる。

すでに負のループの入口に入っているのではないかという気がします。

インフルエンザ?

インフルエンザとの違いは、感染蔓延と変異が常態化、季節関係なし、感染力が比ではない事など。

個人的には、全くの別世界だと思います。

また、あれだけ騒いでいた強毒型の鳥インフルエンザの話はどこに行ったのかと思います。

別世界と言えるほどの変異回数となれば、強毒型変異がでるペースも比にならないと思われます。

定期的に強毒型がでるような状況もあるのではないかと思います。

少なくとも、インフルエンザとは比にならないペースで強毒化変異が現れるのではないかと思います。

まとめ

オミクロンがサイコロを振る最後のチャンスという気がします。

次は、サイコロも触れないかもという気がします。