「G7」と「NATO」と、ときどき「中国」
ちょっと前に書いた、世界の実質GDPランキングから「アメリカ 対 中国」の今後の妄想と、最近あった「G7」「NATO」のサミットから、つらつらと
上記記事の内容を要約すると以下の通り
- 中国の急伸が目立つが、上位は民主主義グループばかり
- 民主主義でまとまって中国をはずすと、中国は厳しそう
- 中国のアメリカ越えは、アメリカの気持ち次第?
- アメリカに負ける気はない気がする
- アメリカに負けはない気がする
目次
G7 まとめ
以下、先日あったG7サミットの中国関連の内容について
上記記事が、共同声明についてまとまっていてわかりやすかったです。
台湾海峡や東・南シナ海の軍事的な問題、新疆ウイグルや香港の人権問題。
また、経済の公平性や透明性、中国の広域経済圏構想「一帯一路」への対抗戦略などの経済関連。
ワクチン提供についても、少なからず中国の「ワクチン外交」が意識されているのではないかと思います。
個人的な印象は、かなり中国を意識していて、中国落としに本腰?という印象です。
参考ページ
↑ 「Official Documents」の部分が、おそらく共同声明の文書です。
NATO まとめ
以下、6/14にあったNATOサミットの中国関連の内容について
おそらくは、G7からその足でという事だと思いますが、NATOでも同様の内容
まとめると以下のような感じ
- 「民主主義陣営」の結束
- 中国を意識した安全保障での警戒・関与
- 中国の政策が「威圧的」として懸念を表明
以下の言及からすると、G7サミットと同様、少なくともアメリカについては本腰感がうかがえます。
米政府によると、NATOの首脳宣言で安保上の課題として中国に直接言及するのは初めてという。
中国包囲網?
トランプ時代からの"貿易戦争"から、いよいよ対中国で本腰?という感じがありましたが、G7、NATOでもまとまってとなると、いよいよ本気かなという気がします。
以下の記事での妄想も、あながち、という状況になってきました。
問題はどこまでやるのか?
やりすぎは下手をすると戦争にもなりかねないので、勘弁してほしいですが、中途半端だと将来に不安が
目の前に中国がある日本は、どちらにしてもヒヤヒヤな状況だなと
流石に戦争までは行かないよね?
流石に戦争までは…と思いたいですが、今の米中の状況は、ともすると太平洋戦争開始前夜のようなデジャヴが…
追い込み過ぎて、暴発…ないよね?
貿易戦争からの新型コロナで、中国がどれほどダメージを受けているのか。
香港などでの最近の急激な動きも、焦りや不安定さにも見えます。
両方核持ちという事も、抑止となればいいですが、万が一、戦争方向となると…
流石に戦争までは行かないと信じたいですが、最悪も一応考えておくに越したことはないかなと思います。